薪ストーブと木の温もりの暮らし – 小原の木工と季節の物語

小原

こんにちは、ハヤスタの小原です。今日は、私の木工人生を支えてきた薪ストーブとの暮らしについてお話しします。薪ストーブは、私の生活に欠かせないものであり、木工の哲学や仕事への向き合い方にも深く影響を与えています。


極寒の朝日村での薪ストーブとの出会い

1980年代、私は長野県朝日村で暮らしていました。この村での冬は、厳しい寒さが身にしみる環境でした。室内でもマイナス18℃を記録することがあり、冷蔵庫に入れないと野菜が凍ってしまうほどです。
最初の冬は、石油ストーブ2台を使いましたが、それでも息は白く、電気炬燵に入って寝る毎日でした。水道管が凍結し、風呂場の浴槽が氷で一杯になったこともありました。
風呂場を石油ストーブで、2日かけて暖め溶かしました。

そこで翌年、焼却炉のような鉄板の薪ストーブを導入しました。

小原

薪ストーブを使い始めた時、その暖かさに驚きました。寒さを凌ぐどころか、生活そのものが少し楽になった気がしたのです。


薪の選び方:広葉樹との出会い

初めは松を薪として使っていました。しかし、松は脂気が多く、高温で燃えるため煙突が赤くなるほど熱くなり、すぐに火が消えてしまいます。

そのため、広葉樹のコナラやクヌギが適していると知り、森林組合からトラック一杯分の原木を購入するようになりました。

それでもひと冬をまかなうには足りず、近所や友人から不要な木を譲ってもらいながら、何とか冬を越していました。

小原

薪ストーブには、それぞれの木材の特性を理解して使うことが大切です。広葉樹は火持ちが良く、部屋をじんわりと暖めてくれるのが魅力です。

三年間の、朝日村の生活で、三台の薪ストーブを使いましたが、どれも、数年しかもたず当地では使い捨て感覚の物でした。

ドイツの近代的なストーブを買うまで、使い捨て感覚は30年以上続きました。

小原

高額ですが近代的なストーブはやはり強いです。

三年間の、朝日村の生活で、三台の薪ストーブを使いましたが、どれも、数年しかもたず当地では使い捨て感覚の物でした。


薪割りの楽しみとスポーツ薪割り

薪割りは、私にとってただの作業ではありません。**「スポーツ薪割り」**と呼んでいるほど、頭と体を使う趣味でもあります。チェーンソーで木を玉切りし、斧で割る作業は、力だけでなく経験と観察力も必要です。木口割れを見て、どこに斧を入れるか考えることで、効率よく割れるようになります。

「どうしても割れない部分は、乾燥させて後日再挑戦します。木の個性に合わせて試行錯誤するのが楽しいですね。」

最近は、昔の特殊な伐採用手のこを使い始めました。チェーンソーほど音がせず、油臭くないため、気に入っています。薪割りは頭の体操にもなり、翌日は筋肉痛になるほど良い運動です。

ぺり

薪割りが趣味って面白いですね。まるでスポーツクラブみたいです!

小原

そうなんです、最初は一人でやっていましたが、興味を持った方が集まるようになり、今では“薪割り同好会”のような感じです。皆で集まると楽しいですよ。


薪ストーブと木工の共通点

薪ストーブのための薪割りも、木工も、共通しているのは自然への敬意です。木材の個性を理解し、その特性に応じた扱いをすることが大切です。例えば、硬い樫や欅、割れにくい雑木など、それぞれの木に合わせて最適な方法を選びます。

小原

自然と向き合い、その恩恵を受ける時間は、私の人生において欠かせないものです。


日常に自然の温もりを

薪ストーブのある暮らしは、便利さとは無縁ですが、その分得られる満足感は大きいものです。薪の調達や割る作業を含めたプロセスそのものが、豊かな時間を生んでくれます。

ハヤスタの家具も同じです。自然素材の美しさを最大限引き出し、丁寧に仕上げられた一品が、皆さまの生活に温もりを添えることを願っています。


サマリー:自然と向き合う豊かな暮らし

薪ストーブと共に歩んだ40年の生活は、私の木工の姿勢にも大きな影響を与えています。自然素材と向き合い、その個性を活かすことは、家具作りにも通じる大切な考え方です。
もし、私たちの木工に興味が湧いたら、ぜひハヤスタのインスタグラムをフォローしてください。また、薪ストーブや木工の魅力に触れられる製品も、オンラインショップで販売していますので、覗いてみてくださいね。

薪割りの話を通じて、皆さまの日常に少しでも自然の温もりを感じていただければ幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

ハヤスタでは、DIY初心者から木工愛好家まで幅広くサポートしています。ぜひインスタフォロー&お問い合わせをお待ちしています!


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