こんにちは、ハヤスタの小原です。今日は私が長年使ってきた道具、特に「ノミ」についてお話ししたいと思います。私も最初からうまく使えていたわけではありません。数えきれないほどの失敗や怪我を繰り返しながら、ノミの使い方を身につけてきました。
先生、ノミって、最初からスムーズに使えてたんですか?
いや、最初は何度も手を切ったりして、全然うまく使えなかったよ。道具に対する感覚もわからなかったから、失敗を繰り返しながら覚えていったんだ。
ノミとはどんな道具か?
ノミとは、木材を彫ったり削ったりするための道具です。刃先が鋭利で、精密な作業を行うために使います。一般的には、手で叩いて使う「叩き鑿(たたきちょうさく)」や、手で押して使う「突き鑿(つきちょうさく)」などがあり、それぞれに特徴があります。
ノミは、木の表面を滑らかに仕上げるためだけでなく、細かい彫刻や部品の加工にも使います。例えば、家具作りや修理作業などでは、ノミを使って木材を正確に削り、ぴったりと合うように調整します。
先生、ノミって、最初からスムーズに使えてたんですか?なるほど。木を削るための道具なんですね。でも、最初はうまく使えなかったんですね。
そうなんだ。最初は、力を入れすぎて刃が滑ったり、肘を支えずに使ってしまったり。今思うと、あの頃は本当に思うように使えていなかったな。
ノミを使うことの苦労と成長
最初の頃は、ノミの刃を正しく研ぐことができなかったり、肘を固定せずに使ってしまったりして、何度も失敗を重ねました。ある時、ノミを使っているときに、肘を支えずに体勢が崩れてしまい、手を滑らせて指を切ったことがありました。何度もその痛みを経験して、ようやく「どんな作業でも焦ってはいけない」「しっかり体を固定して作業することが大事だ」と学んだんです。
ほんとに切ったんですか?
ああ、あの頃は怖いもの知らずだったからね。ノミの使い方がわかるようになるには、時間もかかったし、試行錯誤が必要だったんです。でも、怪我をしてやっと気づいたんです。焦らず、じっくり作業することが一番大事だってこと。
ノミの使い方と道具への感謝
ノミには、向待鑿(むかいちょうさく)、叩き鑿(たたきちょうさく)、丸ノミなどさまざまな種類があり、それぞれ用途に応じて使い分けています。そのため、道具の手入れも非常に重要です。毎年末に、道具を一つ一つ見直してメンテナンスすることで、次の一年も問題なく使えるようにしています。
ほんとに切ったんですか?そんなに手入れが大事なんですね。やっぱり道具って、使って終わりじゃないんですね。
道具は、使いっぱなしにするとすぐにダメになるんです。どんなに優れた道具でも、手入れをしないと力を発揮できないんです。ノミもカンナも、誰が考えたかはわからないけど、本当に良くできていて、長い年月を経て今の形に収まったんだよ。日本独自の進化を遂げた道具たちには、感謝の気持ちしかないです。
先人に感謝
私たち職人は、先人たちが残した道具や技術を受け継ぎ、それを使い続けているわけです。ノミやカンナは、長い年月をかけて進化してきたもの。先人たちが工夫して作り上げた道具を使いながら、私たちが今、その仕事をしているのです。
今、こうして作業ができるのも、先人たちのおかげなんだよ。だからこそ、今の道具を大切に使い続けていきたいと思っています。
DIYの方、家具を買いたい方に向けて
私たちが作っている家具には、こうした道具へのこだわりや、手作りの温かさを込めて作っています。
DIYの初心者の方にも、このような道具や技術を使って、自分だけの作品を作っていただけると嬉しいです。
そして、私たちの家具に興味を持ってくれている方には、温もりのある一点物の家具をお届けしたいです。
サマリー:
今回は、ノミの使い方と、私がどのように努力し改善してきたかのお話ししました。
道具へのこだわり、技術への感謝、そして木の温もりを大切にする気持ちが込められた家具作りをしています。
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最後に:
ハヤスタでは、道具へのこだわりと手作りの温もりを大切にしながら、家具作りやDIYワークショップを行っています。あなたも、ぜひ一度、木の魅力に触れてみてください。あなたの生活に、少しでも温もりを加えるお手伝いができたら嬉しいです。
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