こんにちは、ハヤスタのぺりです!
今日は職人小原先生のセルフビルドの小屋作りシリーズ第2弾です。
今回のブログは、小原先生が15年前に建てた「陶芸の窯場」のお話です。
でも、これは単なる小屋の紹介ではありません。
木工を教える先生が、工具も知識も一歩踏み出して「建物を、自分で建てること」に挑戦した記録。木工塾に通う誰かが、「いつか自分も、こんなふうに作ってみたい」と思ってくれたら。
そんな思いでまとめました。

「地面を打つところから、全部ひとりで」
母屋と庭の片隅に、陶芸用の窯場を作ろうと思い立ったのは、15年前のこと。
前に小屋を作った時に、コンクリートが思ったよりもろくなってしまった経験があり、今回は電動ミキサーを導入して、しっかりした基礎づくりから始めました。
地面は水平に整地し、鉄筋を配筋して、型枠にコンクリートを流し込む。
しっかり固まったベタ基礎の上に土台をのせ、柱を差していきます。
使ったのは、太めの120ミリ角の柱。強度を保つため、柱同士をつなぐ穴を掘る位置にも気を使います。
柱と梁の接合部には「通しホゾ」と呼ばれる、通常の2倍の長さのホゾ継ぎ。
とにかく、手間がかかる。でも、頑丈。職人らしいこだわりです。

小さな庭を守るために、屋根を低く設計
この小屋を建てたのは、敷地の南東。
庭木や菜園にできるだけ日陰ができないように、屋根の高さは低く抑えました。
その結果生まれたのが、ぺたんとした切妻屋根のシルエット。
骨組みを組んでいる最中、桁や梁をのせた時点では少し揺れましたが、
貫(ぬき)をすべて通したとたん、びくともしないほどの安定感に。
「うれしくて、桁の上で飛び跳ねてしまった」と先生は笑います。

壁、屋根、窓。すべてが“やってみた”の連続
- 内壁:防火性を考えて石膏ボードを使用
- 屋根:軽くて施工しやすいアスファルトシングル
- 床:コンクリート仕上げ
- 外壁:カエデ材を縦張り+小幅板で「ボード&バテン」仕上げ
- 窓と引き戸:すべて木製(無塗装)
外壁は、防腐のために緑色の薬剤を塗布。
無塗装の窓や引き戸は、内側は当時のまま、外側は15年かけてゆっくりとねずみ色に変化しました。
材料は「あるものを、活かす」
この小屋を作るために買ったものは、
- セメント
- 石膏ボード
- ベニヤ
- アスファルトシングル
- ペンキ
のみ。
それ以外は、家具づくりで出た端材や廃材を組み合わせて、工夫しながら作ったそうです。

ついでに粘土と釉薬の小屋まで増設
この陶芸小屋、もともとは奥様の趣味のために作ったもの。
粘土や釉薬を置いておく物置も「余った材料でついでに作っちゃった」そう。
思い立ったらもう一軒。やってみたら意外とできる。先生のDIYスピリットです。
木工の延長線上にある「家をつくる」ということ
この小屋、完成までに半年近くかかったそうです。
家具づくりの合間を縫って、時々奥さまの手も借りながら、ほとんどの工程を小原先生ひとりで。
木工の仕事は、同じ作業を繰り返すことで熟練し、要領よくこなせるようになります。
でも小屋づくりは、整地、鉄筋、重い木材の加工、屋根貼り、塗装……
どれも初めてのことばかりで、次々に“未知”の作業に挑む日々だったそうです。
思い通りにいかないことも多かったけれど、それでも前に進むのが楽しかった、と先生は話してくれました。
家具づくりが“ミリ単位の世界”だとしたら、
小屋づくりは“暮らしをかたちにするための木工”。
「今度やるときはこうしよう、ああしたい」と考えながら進めたあの時間は、
今も先生の中に、大切な経験として残っているそうです。
次は「2×4工法」の小屋!?
ホームセンターで見かけた“アメリカ式”の小屋に刺激を受け、
次はもっと軽量で簡単に建てられる小屋にチャレンジ予定。
というわけで、次回は「2×4材と金物で作る小屋」の話をお届けする予定です。
どうぞお楽しみに!
ぺりでした!
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